この度、第85回日本インターフェロン・サイトカイン学会学術集会を2021年5月21日(金)と22日(土)の2日間、2019年7月に開院しました東京医科大学新病院9階 臨床講堂において開催させて頂くことになりました。本学術集会では、「サイトカイン研究の新展開」をテーマに、がん、造血再生、炎症、自己免疫、アレルギー、さらに、蛋白質発現制御など、サイトカインが関わる幅広い分野の研究を対象に、最新の発見や新たな展開について、国内の第一線の研究者のみならず若手研究者にもご発表頂き、活発なデスカッションを行うことを目的としております。
日本インターフェロン・サイトカイン学会は、インターフェロンを発見した長野秦一博士らにより1961年に「ウイルス抑制物質研究会」として発足され、「日本インターフェロン研究会」を経て、1998年より現在の「日本インターフェロン・サイトカイン学会」となりました。本学術集会で第85回目を迎え、まさに、日本におけるサイトカイン研究の原点とも言える歴史ある学会です。その間、多くの著名な日本人研究者がしのぎを削ったサイトカインの同定・クローニング、いわゆるサイトカインハンティングの時代を経て、現在では、サイトカインに対するいくつもの抗体医薬が世界的なブロックバスターとなり、医薬品業界を席巻しております。本学会は、このようなサイトカインを中心とした関連領域の基礎研究から応用研究に至るまで、幅広く医学・科学の発展に貢献することを目的としております。
多くの皆様の積極的なご参加と、活発なデスカッションを期待しております。